
エスカベージュとはフランス語で「油で揚げてから酢に漬ける」という意味があります。魚を唐揚げにして酢、オリーブ油、香味野菜を使ったドレシングでさっぱりと仕上げます。酢の酸味と香味野菜の風味を効かせているので、サーモンに下味の塩を振らなくてもさっぱりと美味しくいただけます。油で揚げてドレッシングにもオリーブ油を使用しているので手軽にカロリーアップができます。
サーモンのエスカベージュ
《栄養成分値(1人分)》
- カロリー:257kcal
- たんぱく質:9.0g
- 食塩:0.4g
- カリウム:331mg
- リン:129mg
《レシピ詳細》
- カテゴリ:主菜
- ジャンル:洋食
- 種別:魚介類
- 調理時間:30分
- 管理栄養士:神田 由佳
材料(1人分)
- サーモン:40g
- こしょう:少々
- 片栗粉:5g
- 有塩バター:4g
- きゅうり(5mm角):8g
- ミニトマト(8等分):5g
- 玉ねぎ(みじん切り):8g
- [調味料A(ドレッシング)] オリーブ油:5g
- [調味料A(ドレッシング)] 穀物酢:10g
- [調味料A(ドレッシング)] 精製塩:0.2g
- [調味料A(ドレッシング)] 上白糖:0.1g
- [調味料A(ドレッシング)] こしょう:少々
- [マッシュポテト] じゃがいも(乾燥マッシュポテト):9g
- [マッシュポテト] マヨネーズ:6g
- [マッシュポテト] お湯:20g
- さやいんげん:10g
食材選びPOINT
高カロリー、低たんぱくな食材を選ぼう!
腎臓病食は低たんぱく・高カロリーが基本です。 サーモンは普通の鮭に比べて脂肪分が多いため、カロリーアップに繋がります。 また、衣には薄力粉ではなく、片栗粉を使うことで、たんぱく質を控える事が出来ます。
塩分を控えて酸味をプラス!
塩分を控えると薄味になりがちですが、お酢を使うことで酸味が加わり、風味豊かな食事に大変身! お酢は塩分を含まないため、腎臓病食の強い味方です。
作り方
1.サーモンにこしょうをし、片栗粉をつける。
2.きゅうりは5mm角、玉ねぎはみじん切りにし水にさらす。
調理法POINT
カリウムを控えよう!
野菜はカリウムを多く含んでいます。 腎臓に負担をかけないように、野菜を茹でてから使うと、カリウムを控えることが出来ます! また、切ってから茹でるとよりカリウムを減らすことができるのでGOOD!
3.ミニトマトは8等分に切る。
4.調味料Aを合わせ、水気を切った2と3と混ぜ合わせる。
5.フライパンにバターをひき、1を両面焼きあげる。
調理法POINT
味をしっかり感じられる工夫を!
薄味でも、片栗粉を付けてから焼くことで、タレがしっかり絡むため、中まで味が染みていなくても、味をしっかり感じられます。 そのため減塩食でも物足りなさなんて一切なし!
6.乾燥マッシュポテトにお湯を入れふやかし、マヨネーズを入れて和える。
7.お皿にサーモンを盛り付け、4をかける。6を添える。
腎臓病の方向け食の調理ポイントまとめ
低たんぱく・高カロリー食材を選ぼう!
鮭よりもサーモンの方がカロリーが高くオススメです。また、衣には低たんぱく質な片栗粉を使いましょう。
塩分を控えて酸味をプラス!
お酢の酸味を使って風味豊かな食事に大変身!
カリウムは控えましょう !
野菜は切ってから、茹でるべし!
薄味でもしっかり味を感じられる工夫を取り入れましょう !
片栗粉を付けてから焼くことでタレがしっかり絡み、減塩でも物足りなさはありません!