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夏場は要注意!「ペットボトル症候群」ってご存知ですか?

  こんにちは!毎週金曜日にお届けしております【管理栄養士からのあったか健康通信】です!
今週は大西が担当いたします。

本格的に夏が近づいてきましたね。
喉もよく乾き、水分を摂る量が増えてくるかと思いますが、普段どのように水分補給をしていますか?
甘いジュースや炭酸飲料などの清涼飲料水で水分補給をしている方は要注意!

今回はこれからの季節の水分補給のポイントについてご紹介します。 

「ペットボトル症候群」とは?

 

「ペットボトル症候群」とは、糖分を多く含んだ清涼飲料水を大量に飲むことで起こる症状です。

実はジュースや炭酸飲料には500mLあたり、角砂糖約10~15個ほどの糖分が含まれており、お茶碗に軽く1杯盛ったごはん(約120g)に匹敵するほど!
飲み物として多量の糖を摂取する場合は、食事と違い「噛む」工程を経ないため一気に吸収されてしまい、急激な血糖値の上昇を招いてしまいます。

血中の糖濃度が上がれば、体は元の状態に戻そうと水分を欲するため、さらにのどが渇いてしまうのです。

『のどが渇く→急激な糖の摂取→血糖値上昇→のどが渇く』

つまり、なかなか抜け出せない悪循環に陥ってしまうので要注意!

一時的な糖尿病のような状態とも言えますが、継続的に摂取を続けると疲労感や吐き気に加え、習慣になると最終的には本当に糖尿病になってしまうことも…。

良く汗をかき熱中症等にならないためにも、夏の水分補給は大切ですが、どんな水分の摂り方が良いのか次にご紹介します。

おすすめの飲み物とは?

ペットボトル症候群の原因が「過度な糖摂取」であれば、まずは糖質の量に注意することが大切。

夏の水分補給では多くの汗をかいて疲労感も伴うので、エネルギー源としての必要最低限の糖質と、汗で失うミネラルの摂取も欠かせません。

特にミネラルの損失は貧血や疲れにもつながるため、水分だけの補給はNG。

砂糖を使わない飲み物で、なおかつミネラルの補給を考えると、「硬水」や「麦茶」を選んでみてはいかがでしょうか。
軟水に比べてミネラル分を豊富に含む硬水は少し癖のある味わいですが、レモンと少量のはちみつで飲みやすくアレンジするのも◎

コップ1杯(200ml)に対して大さじ1のはちみつでも、十分甘みが引き立ちますし、ジュースや炭酸飲料に比べて、糖質の量を1/3程度に抑えることもできます。

お茶を選ぶ際は緑茶、麦茶どちらもミネラル豊富ですが、緑茶には利尿作用があるカフェインが多く、適切な水分補給が難しい場合も。

麦茶であればノンカフェイン、ミネラルが豊富で糖質を含まず水分補給がおこなえるので、特に夏場の飲料としてぜひ取り入れてみてください。

 いかがでしたか?
今回ご紹介したポイントを参考に暑い時期の水分補給について見直してみましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

まとめ

 ジュースでの水分補給はのどの渇きの原因!

ジュースや炭酸飲料には糖分がたくさん。
血中の糖濃度が上がることで、さらにのどが渇いてしまう原因になってしまいます。

 水分補給には「硬水」か「麦茶」がおすすめ!

水分補給の際にはミネラルも一緒に補給することが大事。
ミネラル分を豊富に含む硬水や麦茶などで水分補給をするようにしましょう。

       

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