今週は下雅意が担当します。
先日、あるお客様から「大豆はなにが体にいいの?」とお問合せいただきました。
大豆=健康食品というイメージも強いかと思いますが
どんな栄養素が含まれていて、どのような働きをもたらすのかご存知でしょうか。
特に女性は年齢を重ねるにつれ、
ホルモンの影響で様々な症状が出やすくなる傾向がありますが、
実は大豆の働きが予防や改善に一役買ってくれるのです!
そこで今回は、ちょうど本日2月3日が【節分の日】
ということで“大豆”にフォーカスして
女性ならではのお悩み改善という視点でご紹介します♪
どうして大豆がいいの?
閉経後は女性ホルモン(エストロゲン)が減少し、脂質代謝の異常が見受けられたり
骨の健康が損なわれるリスクが高くなります。
そこでおすすめしたいのが大豆。
大豆に含まれる「イソフラボン」は
“植物性”エストロゲンと呼ばれるほど
非常によく似た構造をもつため同様の作用が期待されているのです。
女性ホルモンの減少を食い止めるのではなく
食品から補うことでその働きをサポートしていくことが大切!
血管のダメージを軽減する大豆
エストロゲンは脂質代謝に携わり
コレステロールの調整にも貢献します。
特に、悪玉(LDL)コレステロールは
代謝されず体内を巡回すると一部の血管壁に蓄積されてしまい
次第に血管しなやかさが失われてしまいます。
血液の通り道が狭くなることによる高血圧、
その負荷による血管への負担という悪循環により動脈硬化のリスクが高まる原因に…。
そこで今回の主役“大豆”にはイソフラボンに加えて
注目したい2つの要素があり
それは、「不飽和脂肪酸」と「食物繊維」です。
不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールの回収を助ける働きを持ちます。
さらに血中の悪玉コレステロールを吸着して
一緒に体外へ排出する食物繊維も豊富。
小さな大豆には健康な血管を守る栄養素がいくつも含まれているのです♪
健康な骨を保つ大豆
骨は髪や肌と同じように新陳代謝を繰り返します。
古くなった骨を壊す細胞(破骨細胞)と
新しい骨を作る細胞(骨芽細胞)の
バランスの取れた働きによって、健康な骨が保たれているのです。
閉経後エストロゲンが減少すると、
破骨細胞の働きが盛んになり骨を壊す>骨を作るとなるため、
骨量が減ってしまい骨粗鬆症につながることに。
そうならないためにも
定期的にイソフラボンを取り入れ、
骨を壊す働きを抑えることがポイント◎
また大豆には骨形成に必要な栄養素、
カルシウム・ビタミンD・ビタミンKも揃っています♪
今年も良い年になりますよう、
まいて、食べて「大いなる豆」の力を借りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
まとめ
女性ホルモンの減少は食事からサポートすべし!
女性ホルモンの減少を食い止めるのではなく
食品から補うことでその働きをサポートしていくことが大切です。大豆は血圧や骨の健康を守る効果があり!
大豆に含まれる”イソフラボン”はエストロゲンに似た働きを持つので、健康な血管や骨を保つことをサポートします。
更に血管のしなやかさに関わる不飽和脂肪酸や食物繊維、骨形成に必要なカルシウム・ビタミンD・ビタミンKといった栄養素も含有するので、女性の悩みにおすすめ。大豆製品を積極的に取り入れてみましょう♪