【管理栄養士からのあったか健康通信】です!今週は大西が担当いたします。
これから暑くなり、汗をかく頻度が増えてきますが
汗によるにおいを気にされる方も多いのではないでしょうか。
その中でも特ににおいが強いのが「脇汗」。
そんな脇汗臭ですが、実は食事で軽減が出来ることをご存知でしたか?
今回は脇汗臭のメカニズムとにおい軽減におすすめの食材についてご紹介します!
なぜ脇汗はにおうの?
脇汗臭の原因は特別な汗腺と皮膚常在菌の2つにあります。
脇には他の部位と違い「アポクリン腺」という特別な汗腺があります。
実はこのアポクリン腺からの汗は、他の汗と違い
脂質・タンパク質やその他の老廃物など、においのもととなる成分が
一緒に含まれて分泌されているのです。
脇汗臭を防ぐためには、においのもとの成分の分泌を抑えることが重要!
におい対策のカギは血液!?
脇汗臭対策になぜ血液が重要なの?と感じた方もいるのではないでしょうか。
実は汗は血液から作られており、弱アルカリ性に保たれています。
しかし、偏った食生活やストレスによって
老廃物が溜まると、酸性に傾いてしまうことも。
そのため、血液を作るために欠かせない食事という内側のアプローチで
酸性に傾かないよう対策をすることが重要なのです。
そこでおすすめの食品を2つご紹介。
①緑茶
緑茶には「カテキン」という、ポリフェノールの一種で
強い抗酸化力をもつ成分が含まれています。
その抗酸化力はレモンの約5個分!
茶葉から抽出した緑茶が最も効率よくカテキンを摂取できますが、
市販のペットボトル飲料からでも十分に摂取可能!
是非普段の飲み物を緑茶に置き換えてみてくださいね♪
②梅干し
梅干しは「アルカリ性食品」とも呼ばれており、
体内が酸性に傾かないよう調節する効果が期待できます。
またカテキン同様に抗酸化力のある「クエン酸」も含まれています。
しかし塩分量が多いため、摂りすぎには注意!
1日1〜2個を目安にしましょう。
気になる夏場の脇汗臭、体を洗う以外に
食事面からも対策を意識してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
まとめ
★においの原因は汗と一緒に出る老廃物★
脂質やタンパク質、その他の老廃物などが汗と一緒に分泌されており、それらが皮膚上に存在する常在菌により分解・酸化されることで、独特な匂いが発生してしまうのです。
★対策のカギは血液にあり★
汗を作る原料は血液です。
そして、偏った食生活やストレスによって血液中に老廃物が増えると、体内で処理しきれず汗として排出されてしまい、においの原因に!★食事からのアプローチで対策を★
強い抗酸化力をもつカテキンが含まれている緑茶や、「アルカリ性食品」とも呼ばれている梅干しを摂取し、体内が酸性に傾かないように対策をしましょう!