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知ってる?n-3系不飽和脂肪酸~正しい知識であぶらを味方につけよう~

  こんにちは!金曜日にお届けしております【管理栄養士からのあったか健康通信】です!
今週は石崎が担当します。

みなさんこんにちは。
4月から新しい環境や生活がスタートした方が多いのではないでしょうか。
今年度もウェルネスダイニングのメルマガを通じてみなさんの健康をサポートします!

最近、お客様から「どのあぶらなら摂ってもいいの?」と多くのお問い合わせをいただきます。
そこで、今回は質のいい脂質ともいわれているn-3系不飽和脂肪酸について紹介します!

n-3系不飽和脂肪酸とは?

 

n-3系不飽和脂肪酸とは青魚に含まれているDHAやEPA、

エゴマや亜麻種子などの植物油に含まれている
α-リノレン酸などの脂肪酸の総称をいいます。

実は、n-3系不飽和脂肪酸は体内で合成できないことから、
【必須脂肪酸】と言われています!

また、血流を改善したり、脳や神経に作用するので、
健康維持や生活習慣病予防のために、食事から摂取する必要があるのです!

n-3系不飽和脂肪酸の働きは!?

α-リノレン酸は体内でEPA,DHAに変換され、EPAは赤血球に取り込まれて粘度が改善したり、
血の流れを妨げる”血栓”をできにくくしたりなど血流改善に大きく関与しており、
「血液をサラサラにする」効果が期待されます。

一方で、DHAは「頭の働き」に関与すると言われ私たちの脳では常に一定量が保たれています。

また、DHAは発達段階の子供の脳や神経、母乳にも含まれていることから
乳幼児の成長の為に欠かせない成分とも言えます。

人が成長を遂げていく過程やその後の健康維持のために不可欠な魚油、

特にEPAは意識して取り入れないとすぐ不足してしまいます。

  食べ方は〇〇がベスト

 

健康に欠かすことができないn-3系不飽和脂肪酸は、
【熱や光に弱く、酸化しやすい】という弱点があるのです!

例えば、サバやイワシの青魚のEPA,DHA量は刺身の状態と比較をすると

グリル調理では約20%、フライ調理では約50%減少する言われています。

そこで、EPAやDHAを含む青魚を摂る場合は、
なるべくお刺身など生の状態で摂り、エゴマ油やアマニ油を用いる場合は、
サラダやマリネなど熱を加えない調理方法がおすすめです!

また、EPAやDHAは酸素との結合により、栄養素の働き低下に繋がるため、
酸化防止作用があるビタミンA,C,Eやポリフェノールを含む野菜と一緒に摂りましょう!

 

 いかがでしたか?
あぶらにも様々な種類があり、正しい知識を付けてあぶらを味方につけましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

まとめ

 必須脂肪酸は食事から摂取!

n-3系不飽和脂肪酸は体内で合成できないことから、【必須脂肪酸】と言われています!
血流を改善したり、脳や神経に作用するので、健康維持や生活習慣病予防のために、食事から摂取する必要があります。

 n-3系不飽和脂肪酸の働き

EPAは赤血球に取り込まれて粘度が改善したり、
血の流れを妨げる"血栓"をできにくくしたりなど血流改善に大きく関与しており、
「血液をサラサラにする」効果が期待されます。

一方で、DHAは「頭の働き」に関与すると言われ私たちの脳では常に一定量が保たれています。

人が成長を遂げていく過程やその後の健康維持のために不可欠な魚油、特にEPAは意識して取り入れないと
すぐ不足してしまいます。

 n-3系不飽和脂肪酸を効率よく摂るには?

健康に欠かすことができないn-3系不飽和脂肪酸は、
【熱や光に弱く、酸化しやすい】という弱点があるのです!

そこで、EPAやDHAを含む青魚を摂る場合は、なるべくお刺身など生の状態で摂り、
エゴマ油やアマニ油を用いる場合は、サラダやマリネなど熱を加えない調理方法がおすすめです!

EPAやDHAは酸素との結合により、栄養素の働き低下に繋がるため、
酸化防止作用があるビタミンA,C,Eやポリフェノールを含む野菜と一緒に摂りましょう!